思考・考え方

「変われない」のはいたって「自然」

こんにちは!Connect.の渡邊優です。

今日は「変われないのはいたって自然」というテーマのお話です。

変わりたくても変われない」という悩みに悩まされる人は世界中にたくさんいると思います。

私は個人的に自分自身がたくさん努力して変わってきたので「人は変われる」と思っていますが、「変われない人もいる」とも思っています。

それが「変われるのが良い」「変われないのが悪い」ではなく、「変われない人がいることは“自然”」で、「変われることは“進化”」だと思っています。

この話をする前に、この類の話で一番有名な話なんじゃないかなと思う話もしておきます。

心理学を少しでも学んだことのある人や、自己啓発本をよく読む人は聞いたことがある話だと思います。

それは「ホメオスタシス」です。

これは「恒常性」とも言われ、わかりやすく言えば「なるべく今の状態を維持しようとする脳の働き」のことです。

人間の脳は身の安全が最優先なので、「今までと違うことをする=身を危険にさらすリスクが上がる→危ない→やめておこう」という働きをします。

なので、新しいことが続かないのは「気持ちの問題」とフォーカスされますが、そもそも脳の働きが基本的にやめようとさせるから気持ちが続きません。

これが世間一般に言われている「変われない理由」です。

 

ですが、今日ひょんなことからまたこのことについて考える機会があり、いつもなら「あー、ホメオスタシスが働くしなー」くらいで終わるんですが、なぜか今日は「自然」か「不自然」かという発想が浮かびました。

世界で一番無理なく長く続くものは「自然」です。

不自然なものは基本的に続きません。

この世の生き物の中で不自然なことをするのは人間だけではないでしょうか?

例えば草食動物肉食動物でそれぞれシマウマライオンを例にあげて話をします。

シマウマはどう頑張ってもライオンにはなれません。シマウマ(草食動物)のままです。

ライオンもどうがんばってもシマウマになれません。ライオン(肉食動物)のままです。

もはやシマウマはライオンになろうともしないでしょう。ライオンもまたしかり。

 

これをシンプルに、でも強引に人間に置き換えて考えてみます。

もし、「草食系(積極的になれない人)」ということに悩んでいて「変わりたいのに変われない」と思っている人がいるとします。

この「変わりたい」と思うこと、変わろうとすること自体、「不自然」と言えるのではと思いました。

自分が草食系ならば、草食系としての長所を伸ばすことが「進化」で、肉食系に変わろうとすることは「不自然」なのかなと。

人間は他の動物より圧倒的に知能が高いので、生まれた瞬間から決まっている先天的な部分もあれば、経験から形成される後天的な部分もたくさんあります。

 

無意識に成長して、気づけば「短所」や「悩み」に思われる部分も、変えることができたらそれはあくまで「進化」であって、そのままでも「自然な状態」だと言えると思います。

無理に「より良く」を目指すから「不自然」な心境になるのではないでしょうか?

 

人間はより幸せになることを目指す生き物」とも言われていて、向上心は人間の本能です。

ですが、「より良く」を目指すばかり、自分で自分を追い込み、「より幸せになる」はずが「より不幸になっている」人が多すぎると思います。

 

誰のために、なんのために「より良く」を目指しているんでしょうか?

 

社会で多くの他人と協力しながら生きていくために協調性が必要だから「より良く」なる必要がある、というのは常識的に言われていることですが、それは誰が決めたことなんでしょうか?

ほとんどの人が「トップ」の人たちの「動かしやすいように」「扱いやすいように」育てられます。無意識のうちに。

よく知りもしないで「宗教は怖い」とか言っている場合じゃないと思います。私達は宗教よりもうんと怖い洗脳に、もう生まれた時から染まっています。

それに気づかずに人生を終える人も多いでしょう。

日本は高齢者の交通事故が増えています。

事故を起こしてしまった人のほとんどが「まさか自分が事故を起こすなんて思わなかった」と言うそうです。

これと同じで、「まさか自分が生まれた時から洗脳されているなんて思わなかった」状態だと思います。

でも、どんどん情報が取りやすくなって、こういう話を誰でも耳にすることができるようになりました。

誰でも知ることはできるけれど、誰もが知ろうとはしないのが現状ですが。

 

話をシマウマとライオンに戻します。

シマウマはシマウマ。ライオンはライオン。それぞれの良さがあって、それぞれの役割があって、みんないてひとつの世界を創っています。バランスが取れています。

これは1903年~1929年の間に金子みすゞさんが書いた「わたしと小鳥と鈴と」でおなじみの「みんなちがって、みんないい」というのと同じです。

他にも、太陽は太陽。月は月。

性格的に太陽みたいにいつも元気いっぱい、ムードメーカーやリーダーになるタイプの人もいれば、月みたいに凛と落ち着いていて、人の心を落ち着かせることができ、サポートが得意な人もいます。

「リーダーの方がすごい」と思う人がいれば、それはやっぱり誰かの都合のいいようにつくられた概念に洗脳されている可能性があるかもしれませんね。

自分がシマウマタイプの場合、ライオンになろうとすることは「不自然」にあたるので自分が苦しくなります。

ライオンタイプの人がシマウマの役割を演じさせられるとこれも「不自然」にあたるので苦しくなります。

それでもライオンになりたい/シマウマになりたいと思うのであれば、「何のために」「誰のために」を明確にしてから目指さないと、結局は他人に植え付けられた概念に振り回されるだけになるのではないでしょうか?

 

ここで厄介なのが、自分自身はシマウマでいいと思っていても、世の中が自分にライオンになることを求めてくる場合があるということ。

やんなっちゃいますね(^^;

でも、これに苦しめられる人は多いのではないでしょうか?

これはもう「無視する」がいいと思います(笑)

だってこれも結局は「誰かが望む人間になれ」って言われているようなもの。

誰ですか?私は誰の希望通りの人間にならなければいけないんですか?なぜですか?

この答えが自分の中で納得できなければ、そんな要望は無視すればいいと思います。

「そうは言っても、職場を急に変える訳にはいかない」
「パートナーを急に変える訳にはいかない」
のような声も聞こえてきそうですね。

あまり多くを言うのはやめておきますが、ひとつだけ言わせてください。

私たち人間には「選ぶ」という力があります。権利があります。

自分で使わなければ意味ないですが。

 

最後に、私のちょっと極端な考え方の話をして終わります。

私は小さい頃から変わった子どもでした。

自覚は少しありました。なんとなくでしたが。

そんな私の考え方は、時に「そんな考え方をしてもいいんだ。気が楽になった。」と言ってもらえることがあります。少しでもそういう人がいればいいなと思い、少しご紹介させていただきます。

【渡邊優の考え方】

・自分が信じるものを信じる人たちと生きる

・人生で一番大切なのは自分の幸せ。でも、その幸せを創ってくれているのは周りにいてくれる人たち。だからその人たちと幸せの循環を創る。

・私は私

・誰が決めたかわからないルールや概念には納得できなければ従わない

・年齢や肩書、権力は気にしない

・我が家の当たり前と隣の家の当たり前を一緒にしない

・自分の言いたいことは言う。相手の言いたいことも聞く。

・いらない遠慮といらないプライドはいらない

・性格の悪い人とは関わらない

・来る者選んで去る者追わず

・スペイン人のように一生陽気に生きる

・わざとじゃなく迷惑をかけてしまっても、失敗しても、死なないし殺されない。だからやりたいことは全部やる。

・自分がダメ人間でもいい。誰かが助けてくれるから。

 

今日もハッピーな一日になりますように\(^o^)/

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