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映画「もったいないキッチン」を見て思った「社会問題じゃなくて自分問題」

こんにちは!Connect.の渡邊優です。

今日は映画「もったいないキッチン」を名古屋シネマテークで見てきました!

名古屋シネマテーク自体行くことが初めてだったんですが、床に置くタイプのクッション椅子が前2列分あって、こういうタイプに近い映画館はオーストラリアのバイロンベイ以来だったのでそこでまずテンションが上がりました(笑)

個人的な思い出は置いておいて、「もったいないキッチン」は社会問題である食品ロスに焦点を当てた映画です。

 

日本が大切にしてきた“もったいない”に魅せられ、オーストリアからやって来た食材救出人フードアクティビストのダーヴィドが通訳のニキと共に4週間日本各地を「もったいないキッチンカー」で旅をしながら、日本の食品ロスについて向き合う旅のドキュメンタリーです。

日本の食品ロスは、実は世界トップクラス。量毎年643万トンで、国民一人あたり毎日おにぎり1個分。一家庭当たり年間6万円のまだ食べられる食べ物が捨てられている。

そんな情報から始まり、大手コンビニのお偉いさんが結構リアルなリアクションをする場面(笑)や野草のプロおばあちゃんや昆虫食等、色々と勉強になりました!

色々映画の中から学べるんですが、感想を1つにまとめようとした時に浮かんできた言葉は「社会問題じゃなくて自分問題」という言葉でした。

今回の「もったいないキッチン」は食品ロスがテーマですが、食品ロスに限らず「社会問題(環境問題含む)」と言われている問題って、本来は「自分問題」だなと。

最近はふとしたことから当たり前のことに気づかされることが多いです。

私たちは暮らしが便利になって情報も取りやすくなったけど、自分で調べることをしない人が多いから人間はどんどん“今”目に見えるもののことしか考えられなくなってるんじゃないかなと思います。表面上の第一層しか見ない・考えないみたいな。

だから「食品ロス」も自分からは離れたところにある社会問題と捉えがちだと思います。「大変だなぁ」と思ったとしても、どこか他人事。私もそうだったのでこの映画はそこの視点を変えてくれる映画でした。

こういう映画って、そんな「自分」と「社会問題」との間を繋いでくれる線になるものだなと思いました。

自分で「自分」と「社会問題」を繋ぐ線を引くのは難しいから。

だからこういう映画や各地で行われている関連イベントがその線作りになる。

でも、向こうが教えてくれていても、こっちが情報を取りに行かないと知ることができない

これが社会問題の前の前の前の前くらいにある大きな壁かなって思いました。

食品ロスっていう社会問題がどう自分問題になるかって言ったら、たとえば「マイクロプラスチック」。

いきなり食品じゃなくてプラスチック?と思うかもしれませんが、コンビニやスーパーへ買い物に行くと、ほぼすべての食品がプラスチックで包装されています。

食品ロス=食品が余って捨てられる=その分余分にプラスチックが作られ、捨てられるということ。

その影響で今や海や空気中等至る所にマイクロプラスチックがたくさんあることもこれまた社会問題になっていますね。

【マイクロプラスチックとは】
「マイクロプラスチック」という言葉がよく使われるようになったのは2004年のサイエンス誌に「Lost at Sea: Where Is All the Plastic?」というタイトルの論文が出てから。
石油を原材料とするプラスチックは世界で年間約3億トンが生産されます。
この量は、石油産出量の8%を占めますが、そのうち半分は容器包装に使われています。プラスチックは自然分解されずに半永久的に残るという特徴があります。ポイ捨てやゴミ処理施設へ輸送される過程で環境中に出てしまった使用済プラスチックは、雨で流され最終的に海に流れ着きます。紫外線や波の影響で劣化していったもののうち、5mm以下のサイズになったプラスチックのことをマイクロプラスチックといいます。

WWFは2019年6月12日、「平均的すると人は1週間にクレジットカード1枚分(約5g)のプラスチックを摂取していることが分かった」と発表しました。

これ、結構ショッキングじゃないですか?

2週間分でペン一本分?なんてことも言われています。

こういうことから食品ロスは社会問題でなく自分問題と言えると思います。

環境問題に関して「3R(Reduce:減らす,Reuse:再利用する,Recycle:再循環する)」が言われていますが、映画の中である女性が「私はこの3Rの中でもReduceが一番重要だと思っています。そもそも減らさなければ解決しない。」と言っていて、まさにと思いました。

ポイ捨てしなくてもプラスチックを生産すればするほど私たちが摂取してしまうマイクロプラスチックは増えます。

 

その他にも昆虫食の話が映画の中でありました。世界で一番虫が嫌いな私はここら辺の映像は結構目をそらして聞いていました(笑)

でも、この昆虫食の話の中で印象的だったのが「気候変動が続くと人間は昆虫食を食べることを推奨されるかもしれない。動物の肉を加工するのには地球の資源であるエネルギーを使うから。」的なことを言っていました。

何があっても昆虫食だけは個人的に避けたいので、私はこれも私の「自分問題」に繋がると感じました。

 

それから、私は去年の年末からエネルギーに関して考える機会が増え、最近もエネルギーの中でも自然のエネルギーについて考えていたところでした。

映画「もったいないキッチン」に、野草を見つけて調理することが得意なおばあちゃんが出てきます。

おばあちゃんの話を聞いていても自然のエネルギーの高さを感じました。

これも個人的に自分事として関連してくるなと思いました。

 

個人的にわー♡ってなったのは、とある鰹節製造業者さんが、鰹節にモーツァルトの曲を聞かせているという話。(その中に出てきた日本酒メーカー、後でググってみよっと♪)

これは私のインスタの投稿やこの記事を読んでくれた人はピンとくるかもしれません。

振動数が関係してるんだろうな~って思ってワクワクしました(笑)

量子力学の勉強ももっとしたいな~♪

 

最後に。

自分が今まで何に関心を持って情報を取って考えてきたかによって、出会う「点」がどう自分の中の今まで作ってきた「点」と繋がり「線」になるのかは人それぞれ個人差があると思います。

だから同じ映画を見たり本を読んだり情報を得ても、ピンとくる人は点が繋がって線になった人、ピンとこない人はまだ点が足りなくて線が引けない人かなと。

良い悪いでなく、タイミングが違う。あと価値観。

そんなことまで考えるきっかけになり、面白い映画だったなと思いました(^^)

名古屋は9月18日くらいまでやってるみたいなので気になる方は是非見てみてください♪

名古屋シネマテーク
もったいないキッチン

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