こんにちは!Connect.の渡邊優です。
今日は、「宇宙元旦」のお話です。
普通、「元旦」とは日本では1月1日を意味します。1月~12月まである中の始まりの日ですね。
では「宇宙元旦」とはどういうことでしょう?
こちらは宇宙の観点から見た始まりの日を指します。
ではそれはいつなのか?
宇宙にはたくさんの星があります。特に明るい星と星を繋いだ時の形から昔の人は星座の名前を付けました。
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座。(一般的にこの12星座が有名ですが、世界では現在88の星座が「国際天文学連合(IAU)」によって定められています)
この星座の始まり、「牡羊座」が始まるのが3月20日(2020年は)。この日が宇宙元旦です。
牡羊座の始まりの日は太陽が春分点に入るため「春分の日」と言われています。春分の日は年によって3月20日なこともあれば、3月21日のこともあります。そのため牡羊座の始まりは3月20日のこともあれば3月21日のこともあり、宇宙元旦も年によって20日か21日か変わります。これは地球が太陽のまわりを回るのにかかる日数が365日ちょうどではなく、平均すると約365.24219日で、一周するのにちょうど365日ではなく端数が出てしまうからです。4年に一度のうるう年で調整されます。
春分の日は「昼と夜の長さが同じ日」と言われていて、春分の日以降、昼の長さが長くなっていきます。
これをme+が大切にしている「陰陽太極図」の考え方から見てみても面白いです。
太極図は、森羅万象(宇宙に存在する全てのもの)が陰と陽の要素によって成り立っているという考え方を表すマーク。ハッキリ真ん中で白黒分かれるのではなく、勾玉のような形の理由も、陰と陽はハッキリと真ん中で分けられるものではないことを表しています。そして、それぞれの中に反対の色の小さな丸があるのも、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰がある。「100%はない」ことを表しています。
この陰陽太極図にまつわる言葉に、「陰極まりて陽となり、陽極まりて陰となる」という言葉があります。陰の要素が極まると陽に転じ、陽の要素が極まると陰に転じるということを表しています。
陰:夜
陽:昼
陰極まりて陽となる:春分の日で夜(陰)が極まり、その後昼(陽)が長くなっていく
陰陽太極図は全てのものにあてはまるので、いろんなことを太極図の考え方で見てみると、今まで気づかなかったことに気づくことができて面白いですよ。
このマークは見たことはありましたが、「陰陽太極図(いんようたいきょくず)」または「太極図(たいきょくず)」というものなんですね。そして、こんなに面白い意味がこんなにシンプルな絵にまとまっていることに驚きです!!
遥か昔、誰が考え出したのかの文献は残っていませんが、中国で生まれたものです。
そもそも星座の始まる時期がなぜこんなにも中途半端(3月1日~ではなく、3月21日~)なのか気になったことがある方もいるのではないでしょうか?春分の日の昼と夜の長さの話を知っている方は考えたこともあるかもしれませんが、少しそのお話もします。
星座は季節によって見えるものと見えないものがあります。
これは太陽の周りを地球が周り続けていること、
そして星座が更にその周りにあることが関係しています。
地球から見ると、星座はその形を保ちながら、周りの星座との距離も保ちながら西へ動いているように見えます。
しかし、太陽と月と惑星(金星、火星、土星等)は例外です。
その中でも太陽系の中心である太陽がいつも通る道のことを「黄道」と言います。
その黄道上の太陽の位置にある星座を1年を通して12種類の目印の星座としたのが「黄道12星座」です。私たちが普段使っている「星座」という言葉は「黄道12星座」のことです。
もう少し補足すると、星座はそれぞれの大きさがバラバラです。そこで、赤経0度でなおかつ黄経0度、赤道座標や黄道座標の原点である春分点を始まりとして、空を12分割しました。そして、春分点を太陽が通過するときが春分の日、つまり3月20日になります(3月21日の年もあります)。春分の日に太陽は牡羊座の場所で見えるから、3月21日から牡羊座ということです。
ここでまた宇宙元旦の話に戻します。
宇宙元旦が最初の星座、牡羊座の始まる3月20日(または21日)ということはわかったけれど、それが私たちに一体どんな意味をもたらすのかが知りたいですよね。
それは、星座の始まりということで「新しいエネルギーが入ってくる」ということ。
多くの人が1月1日が新しい年の始まりと思っているので、1月1日から心機一転、心を改め新しい目標を立て、取り組みます。
ですが、宇宙の暦から見て新しい始まりの宇宙元旦こそが、強いエネルギーを持つ日なのです。ここから新しいスタートを切る方がエネルギーの波に乗りやすいのです。宇宙元旦までに頭の中、環境、人間関係等、身の周りの整理をしておくと運気が上がると言われています。手放す時は「断捨離」ではなく「感謝離」を心がけましょう。
そして、宇宙元旦のエネルギーはもちろんこれだけに頼って努力しないような他力本願な姿勢では何も得るものはありません。あくまで、「"行動すれば”波に乗りやすい」「"行動すれば”エネルギーに後押ししてもらいやすい」ということです。都合の良いところだけこういう力を信じていては、現実は何も変わりません。日々丁寧に、謙虚に、今あるものに感謝しコツコツと頑張っている人がこの特別な日のエネルギーの違いを感じることができるでしょう。
とはいっても、何かを始めるのに遅すぎることはありません。
なので、「今から頑張っても今年の宇宙元旦までには大した努力はできないから、来年の宇宙元旦が近づいてきたら頑張ろう」という発想はナンセンスです。
そもそも宇宙元旦のエネルギーにだけ頼っている思考の人が努力を続けるのは難しいでしょう。
まずは現実の目の前の生活を丁寧に真剣に生きる。そしてこういう部分を「取り入れる」。こういう部分はメインではありません。メインはいつだって「今日」です。
「今日」を少しでも良くするための知識として、知恵として、いつか皆さまの役に立つ時が来ますように。